Googleが株式公開(IPO)後初めての四半期決算を発表した。好調なオンライン広告の売上に支えられ、同社の第3四半期の利益は前年同期比で2倍を上回る5200万ドルとなった。
同社は5200万ドル(1株あたり19セント)の純利益を計上したが、これに対し前年同期の純利益は2040万ドル(1株あたり8セント)だった。また、第3四半期の売上は8億590万ドルで、2003年第3四半期の3億9400万ドルから105%増加した。
Yahooとの特許訴訟の和解で支払った2億100万ドルの費用を除いた場合、Googleの純利益(希薄化後)は1億2500万ドル(1株あたり45セント)に達する。この費用は、株式公開前の所得税優遇措置などで相殺されている。
「Googleは従来の型にはまらない企業だと、投資家たちには当初から伝えてあった」とGoogleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidtは、投資家との電話会議のなかで語った。また、Googleは財務面について長期的な成功を念頭に置いて事業を行なっていくとも述べていた、と同氏は述べつつも、同社が「短期的な売上の状況にもたいへん満足している」と付け加えた。
同社は予想を上回る利益と売上の伸びについて、自社およびパートナー各社のサイトへのトラフィックの急増、広告主の増加、検索結果と共に表示されるテキスト広告のクリック数の伸びをその理由に挙げている。この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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