ヤフーは、2004年4月1日から9月30日までの連結中間決算を発表した。売上高が509億7200万円(前年同期比53.9%増)、営業利益は271億8900万円(同53.9%増)、経常利益は273億4300万円(同55.9%増)、純利益は169億5200万円(同62.2%増)となった。
ヤフーでは、全体的に好調である背景はインターネット利用者の拡大とそれにともなうブロードバンドの普及にあるとしている。
また、オークション事業については、売上高が121億8600万円(前年同期比32.5%増)となり、連結売上高に占める割合は23.9%となった。営業利益は82億4800万円(前年同期比16.7%増)で、伸びを見せている。今期は特にオークション利用者の安心感強化策が進められた。新規出品者を対象にした郵送による住所確認の開始、詐欺のおそれのある出品者の排除、違法出品物の削除などを積極的に行った結果、利用率が伸びたと見られる。
大きく伸びたリスティング事業は、売上高121億5100万円(前年同期比120.3%増)、連結売上高に占める割合は23.8%、営業利益92億8200万円(前年同期比143.5%増)となった。リクルートが運営する求人サイトをYahoo! JAPAN上で展開する 「Yahoo!リクナビ」開始のほか、各サービスの情報掲載契約を見直したことがこの伸びにつながったとしている。
この他の事業の連結売上高に占める割合は、Yahoo! BB事業が15.6%、ショッピング事業が8.4%、メディア事業が8.4%、ビジネスソリューション事業が1.5%、全社共通事業が18.4%となっている。
あわせて発表された2005年3月期、第3四半期連結業績予測では、売上高を275億〜300億円、経常利益を128億5000万〜150億500万円、当期純利益を80億〜93億円としている。
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