保険会社大手のAXAは、Googleの販売する広告が同社の商標権を侵害するとして、Googleに対し訴訟を起こした。Googleは米国時間4月26日、訴訟の事実を認めたが、詳細を語らなかった。パリに本社を置くAXAからもコメントは得られていない。伝えられるところによれば、予審は5月10日にパリで行われるという。
今回の訴訟は、Googleが展開するキーワード広告サービスについて、米国とカナダの広告主が「AXA」のように商標登録されたキーワードも入札できるように同社が方針を変更することに端を発する。この変更に対し、AXA以外の企業からも苦情が寄せられている。これまでGoogleは、法的な問題を回避するために商標登録されたキーワードを競合企業が入札することを禁止してきたが、この方針を変更する。今後Googleが審査する商標関連の苦情は、同社ウェブサイトおよびパートナー企業のサイトに掲載される広告リンクのテキスト文に関するもののみとなり、キーワードは審査対象ではなくなる。なお、カナダや米国以外での国では、Googleの商標権の取り扱い方針は変わらない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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