しかし、Ocean Tomoの最高経営責任者(CEO)、Jim Malackowski氏は、多くのアイテムが最低落札価格にあと一歩のところまで近づいたと語った。同氏によると、売り手のうち8人は、契約成立に向けて見込み客と別交渉に入ると述べていたという。
「真剣に購入を考える人たちは、下調べをしてきていた。今回のオークションの結果は、ある意味予想通りだ」(Malackowski氏)
カリフォルニア州メンローパーク在住の知的財産コンサルタントで技術鑑定人のStuart Soffer氏は、今後の特許オークションは、より適切な方向に調整が進むだろうとみている。売り手は、自分の特許の価値を過大評価している場合がほとんどだ。また、多くの場合、たとえ希望最低落札価格以下であっても、今回のオークションでついた値段より多くの金額をライセンス料で稼ぐのは困難だろうと同氏は指摘する。また、今後のオークションはもっと分野を絞り、入札に集まった人々の大半が興味を持つような特許を数多く出品するべきだとSoffer氏は語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
OMO戦略や小売DXの実現へ
顧客満足度を高めるデータ活用5つの打ち手
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」