ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)ならびにディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は、試験提供している「Yahoo!モバゲーβ版」において障害があったことを発表した。
発表によると、2010年9月22日12時50分から9月23日21時30分までの間、DeNAが運営するPCサービス「Yahoo!モバゲーβ版」に対象となるユーザーのモバゲーIDに紐づくページ(マイページを含む)について、一時的に他のユーザーがアクセスできる状態となっていたとのこと。単体では個人が特定できない情報ではあったものの、性別や地域などの一部の登録情報の閲覧やその他の利用ができる可能性があったとのこと。なお発表時点でこの事象が発生したと確認されているユーザーは10名。現時点で登録情報の不正利用などの事実は確認されておらず、また、「Yahoo! JAPAN」IDの取得時に登録された情報や決済情報の流出はないとしている。
この障害発生の原因としては、ID登録処理時における誤った設定により、一部のユーザーが携帯電話機を用いてモバイル版モバゲータウン上で会員登録を行う仕組みにおいて、特定のユーザのIDに紐づくページに対し、他のユーザーが一時的にアクセスできる事象が発生したという。
なお、23日21時40分のサービス停止以降は同様の障害が発生していないとのこと。現在は、障害復旧措置を行っており、今後対象のユーザに対しては、モバゲータウン事務局より個別に対応するとしている。また「Yahoo!モバゲーβ版」の試験提供は準備が整い次第再開するとのことだ。
アップデート:再発防止措置と影響範囲の特定が完了したとして、9月28日の深夜から「Yahoo!モバゲーβ版」のサービスが再開された。
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