KDDIと沖縄セルラーは5月17日、auの携帯電話新ラインアップ13機種を発表した。高性能カメラや高画質映像のブランドモデルなど新たに10機種、すでに発表したスマートフォン「IS Series」の2機種とデジタルフォトフレーム「PHOTO-U SP01」を加え、全13機種を夏モデルとして5月下旬より順次発売する。
今回は、高機能携帯電話からシニア向けの簡単ケータイまで、新たに発表した10機種すべてを防水対応にした。「ユーザビリティに徹底的にこだわったラインアップ」という。
同社がユーザーによる携帯電話のキーの打ち方を研究した結果、主に3パターンの打ち方があったという。日立コンシューマエレクトロニクス製の「beskey」では、決め打ち向けの「Float key」、2本の親指を使う両手打ち向けの「Waterdrop key」、指をすべらせる流し打ち向けの「Wave key」の、3種類の打ち方に対応したキーパッドが同梱されるという。
このほかにも、13Mカメラや3Mで撮れる高速連写機能、3倍デジタルズームを搭載した「EXILIMケータイ CA005」(カシオ計算機製)、世界初という防水スライドケータイ「Cyber-shotケータイ S003」や「BRAVIA Phone S004」(いずれもソニー・エリクソン・モバイル・コミュニケーションズ製)を発表。さらに、Wi-Fiに対応しながら防水にも対応した「AQUOS SHOT SH008」やソーラーパネルの発電効率がアップした「SOLAR PHONE SH007」(いずれもシャープ製)、モバイルレグザエンジンを搭載した「REGZA Phone T004」(東芝製)などをラインアップしている。
このほかに、Wi-Fiチップを内蔵したmicroSD形式の無線LANカードも発表した。REGZA Phone T004とBRAVIA Phone S004が対応する。価格は4200円程度を予定しているという。microSDスロットにカードを差し込むと、パケット通信料無料で最大54Mbpsの高速インターネットが楽しめる「Wi-Fi WIN」の利用が可能になる。
auでは、「ユーザビリティを考える際にエリア品質は重要」と考える。「これまでにも高い評価をいただいているが、満足することなくさらにお客様の満足度を高めるため、エリア品質にこだわっていく。そのために2つの取り組みを約束する」と取締役執行役員常務の田中孝司氏は語った。
1つは、「みんなでつくろう! auエリア」の徹底強化だ。同社では、ウェブサイトでサービスエリアに関する改善要望や情報提供を受け付けているが、多く寄せられた全国のゴルフ場クラブハウス、サービスエリアや道の駅 などの大規模商業施設において、徹底的なエリア化と品質改善を行うという。
2つ目は、顧客の自宅における電波環境の改善だ。みんなでつくろう! auエリアに、電波改善要望を受けてから原則として48時間以内に、担当者は電波環境の調査訪問に向けた連絡をするという。さらに、従来から提供している「auレピータ」「簡易アンテナ」に加え、「auフェムトセル」を無償で提供し、電波環境に応じたさらにきめ細やかな対応を行うとしている。
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