シャープ、Androidアプリ開発者向けに専用端末--スマートフォン普及拡大へ

 シャープは5月12日、Androidのアプリケーション開発者向け専用端末「JN-DK01」を発売した。同社の開発者向けウェブサイト「SH Developers Square」で限定販売される。購入するにはSH Developers Squareサイトへの会員登録が必要になる。価格は9万4800円。

 JN-DK01は、6月上旬以降に発売される予定のKDDI向けスマートブック「IS01」をベースに製品化したもの。Android標準のAPIを使用したアプリケーションと、「赤外線通信 IrDATM/IrSSTM」「サブカメラ」などシャープの独自機能を活用したオリジナルアプリケーションの開発・検証が可能だ。

 開発したソフトウェアをOSやドライバソフトウェアに書き込めるため、新用途の開発にも利用できる。また、Andoroidアプリの配布、販売サイト「Androidマーケット」などに開発したアプリケーションをアップロードし、スマートフォンユーザーへ提供することも可能だ。

 ボディカラーはブラウンのみ。本体サイズは高さ約83mm×幅149mm×厚さ17.9mmで、質量は約227g(バッテリ装着時)、静電容量式タッチパネル対応の5インチ液晶ディスプレイを搭載する。解像度は960×480ピクセルだが、ユーザーが開発したアプリケーションは854×480ピクセルで動作するという。

 内蔵メモリは、フラッシュメモリ512Mバイト+3.4Gバイト。ただし3.4Gバイト領域を使用するには開発ツールによる設定変更が必要となる。RAMメモリは256Mバイトだ。

「JN-DK01」 「JN-DK01」

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