Googleが米国時間2月17日、reMailを買収した。そして同社が最初にしたことは、reMailをAppleの「App Store」から切り離すことだった。
このことから、「iPhone」用の電子メール検索アプリケーションを開発したreMailの技術に対するGoogleの意図がかなり明白に見てとれる。reMailの創設者Gabor Cselle氏は個人ブログで、自身が以前「Gmail」に携わっていたGoogleに再び加わる決意を表明し、「reMailの目標は、モバイル電子メールを再創造することだった。多くのユーザーが便利だと感じる製品を開発できたことを誇りに思っている」と述べた。
しかしその製品は、姿を消しつつある。もうApp Storeには存在せず、2010年3月以降はreMailによるサポートを停止するとCselle氏は述べた。これは明らかに、reMailの技術が「Android」かGmailに使用されるであろうことを示唆している。Googleには独自のiPhoneアプリケーションがあるが、モバイル分野においてAppleとの間にやや波乱に満ちた経緯がある。
買収金額は明らかにされていない。Googleは、景気後退に見舞われた2009年にはペースを落としたものの、最近またいくつかの企業を買収している。
そしてもう1件の買収も締結間近だ。On2の株主らは、買収条件を引き上げたGoogleの提案を承認した。Googleが最初に同社に買収を提案したのは2009年8月だったが、結局12月のGoogle株価に基づく、1億3390万ドルにまで買収金額を引き上げさせられることになった。あるGoogle関係者によると、本件の正式締結は早くても2月19日以降になるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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