NTTドコモは11月18日、ユーザーが自宅に小型基地局を設置して、自分専用のFOMAエリアを作れるフェムトセルサービス「マイエリア」を開始する。
この基地局には登録された最大10回線のFOMA回線のみアクセスでき、同時接続は最大4回線となっている。このため、通常の基地局につなぐ場合に比べて高速な通信ができるとのことだ。
利用するにはマイエリア対応ブロードバンド回線と対応端末が必要。ブロードバンド回線はマルチセッション機能を持つ光回線である必要があり、11月時点で対応しているのはNTT東西のBフレッツだけとのことだ。他社の光回線サービスがマルチセッション機能に対応した場合、「つなぐのはやぶさかではない」(NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏)としている。
基地局はNTTドコモの担当者が設置する必要があることから、申し込み受付後、ドコモが電波環境を調査した上で設置する。その後、ユーザーが利用者登録をする流れになるという。
利用料金は初期費用が2100円、月額使用料が980円。2年契約の「ファミ割MAX50」を契約している場合、月額使用料は490円となる。なお、利用者はiモード、FOMA新料金プランに加入する必要がある。
NTTドコモのマイエリア推奨機種はN-01B、P-02B、SH-02B、F-02B、SH-05B、F-01B、F-04B、N-02B、P-01B、SH-01B、SH-03B。推奨機種の場合、携帯電話のメニューから自宅専用FOMAエリアを設定しておくことで、自動的に優先利用される。推奨機種以外でも、901iシリーズ以降の端末であればマイエリアを利用できるが、自宅専用FOMAエリアに手動で接続する必要があるとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力