NTTドコモが11月10日に発表した、セパレートスタイルの携帯電話端末「F-04B」。ディスプレイとキー部分が離れるとはどういうことなのか、何ができるのかを動画で紹介する。
まずは端末が分離する様子をご覧いただこう。一見、ただの全面タッチパネル式の端末のようだが、右側にあるボタンを押すとパカッと開き、ディスプレイとキー部分が分かれる。ディスプレイの背面にある突起部分と、キー部分の左にある穴をかみ合わせると、元に戻るという仕掛けだ。ちなみにキー部分はQWERTYキーのフルキーボードが搭載されており、ディスプレイは3.4インチのタッチパネル式になっている。
では、ディスプレイとキー部分が分かれると、何が便利なのか。NTTドコモによると、通話をしながらメールやウェブをチェックしたり、ディスプレイを見ながらテレビ電話をしたりできるという。さらに、キー部分をコントローラとして使うことができ、テレビのリモコンのように操作しながらワンセグを見たり、家庭用ゲーム機のような感覚でゲームをプレイできたりするとのこと。
キー部分をリモコンとして使う場合は、キー部分をスライドしてテンキーで操作する。QWERTYキーには「GAME」というボタンがあり、ここを押すとQWERTYキーがゲームコントローラに切り替わる仕組みになっている。
ディスプレイとキー部分の間はBluetoothで通信する。両方にバッテリーを搭載しているため、電池の持ち時間はほかの端末と大きく変わらないという。ディスプレイはタッチパネルで操作できるためほとんどの機能が利用可能で、ディスプレイ部分だけを普段持ち歩くこともできるとのことだ。さらに、キー部分の代わりに別売りの専用プロジェクタを付ければ、携帯電話から動画やプレゼン資料などを映し出すこともできるとしている。
価格は未定だが、NTTドコモによれば6万円台になる見込みという。発売時期は2010年3〜4月の予定だ。
なお、NTTドコモでは2008年のCEATEC JAPAN 2008において、ディスプレイとキー部分が分離する「セパレートケータイ」を発表していた。
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