グーグルは10月23日、携帯電話向けアプリ販売サービス「Androidマーケット」において、日本でも開発者が有料アプリを発売できるようにしたと発表した。
販売代金のうち30%をグーグルが手数料として徴収し、70%が開発者に渡される。決済はGoogle Checkoutを利用し、日本円が利用可能だ。ただし、海外ユーザーに対しても円での決済となる。また、地域ごとに異なる価格を設定することはできないとのことだ。
アプリは開発者がAndroidマーケットに投稿後、すぐにユーザーが購入できるようになるという。グーグルではAndroidマーケットについてアプリの審査をしておらず、ユーザーからのクレームがあった時点で配信を停止するという方針を採っている。
購入したアプリのキャンセルは、購入後24時間以内であれば可能。このため、試しに購入してみて、気に入らなければ返金を求めることができる。ただし、1度キャンセルしたものを再び購入した場合、再度キャンセルはできない。
なお、同日より、NTTドコモのAndroid搭載端末「docomo PRO series HT-03A」において、新バージョンのAndroid 1.6(開発コード名:Donut)が配布されている。新機能として、ホーム画面にクイック検索ボックスが搭載され、連絡先やインストールされているアプリケーションも検索できるようになった。また、カメラアプリが強化され、静止画と動画をワンタッチで切り替えて撮影できるようになっている。セキュリティ面ではVPNに対応。IEEE 802.11nも利用可能となった。
このほか、自分の位置を地図上で知らせあう「Google Latitude」も利用可能になる。Googleマップ上で家族や友人がどこにいるかを確認できるというサービスで、自分の位置を知らせないでおくことも可能だ。
バージョンアップのファイルサイズは約16MBで、インストールには5分ほどかかる。パケット定額サービスに加入していない場合は、パケット通信料が約2万5000円かかるため、NTTドコモではパケット定額制への加入を推奨している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」