サイバーエージェントは5月13日、女性向けの婚活支援モバイルサイト「男の子牧場」を開始した。
男の子牧場は、交遊のある男性の写真や簡単なプロフィールを登録し、友達承認された会員同士で男性の情報を共有、紹介しあうことができるコミュニティサイト。無料で利用できる。
男性のプロフィールの登録は、メールに携帯電話で撮影した男性の写真を添付し、本文に長所短所や結婚相手に求める条件などの紹介文、件名にニックネームを書いて送信する。サービスからの返信メールが来たらログインして、「牧場」とよばれるマトリックス上に男性の情報をマッピングする。
マトリックスは、「草食⇔肉食」「脈アリ⇔脈ナシ」「ムキムキ⇔華奢」など、ユーザーが独自にXY軸をカスタマイズできる。
このほか、日記、メール、伝言板、コミュニティなどの機能も利用できる。
このサービス、男性からしてみると牛や馬などの家畜にたとえられるのは気分の良いものではないかもしれない。勝手に自分の写真やプロフィールが投稿されるのでは、という不安もつきまとう。
これについてサイバーエージェント広報は、「利用規約で規定しているのと、同意を得てないと思われる写真や個人を特定する情報、たとえば電話番号、メールアドレスなどを掲載するのを禁止しているため削除している。男性を誹謗中傷する内容も見つけ次第削除している。今後は『男性に同意を取りましたか』と確認をとるページを1枚挟む予定」としている。
また男の子牧場は、女性ユーザーが男性を紹介しあうサービスであるとしているが、参加ユーザーが男性か女性かをシステム的に判断する方法はないため、ユーザーの善意にゆだねられるという。「あくまで婚活を支援するためのサイトと位置づけているので、出会い系サイトのようにサイトの中で異性同士がコンタクトを取る行為は禁止している」(サイバーエージェント広報)
なお、女性を家畜に見立てた「女の子牧場」というサイトを作る予定は「いまのところない」という。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」