ウィルコム、手帳に挟んで使う“ネットワーク文房具”「WILLCOM NS」発表

永井美智子(編集部)2009年04月15日 13時32分

 ウィルコムは4月15日、携帯用ネットワークデバイス「WILLCOM NS」を発表した。「文房具のようにネットを持ち歩く」をコンセプトに、システム手帳に挟める形状にしたインターネット専用端末だ。4月24日に発売する。

 東芝製で、ディスプレイは4.1インチWVGA液晶を搭載。厚みは11mmに抑え、1530mAhの大容量バッテリーを搭載してW-SIM利用時には6時間、Wi-Fi(IEEE802.11b/g)利用時には4時間の連続駆動ができるようにした。型番はWS026Tとなる。OSはWindows CEを採用した。重さは約160g。microSDHCスロットとmicroUSB充電口を備えている。

 価格はオープン。オンラインストアのウィルコムストアにおいて、料金プラン「W-VALUE SELECT」で新規契約した場合、実質負担は通信料金が月額980円、端末が5万2800円となる。

 ブラウザアプリケーションとして、jig.jpが開発した「jiglets」とACCESSの「NetFront」を搭載。jigletsはjigブラウザとJavaアプレット「jiglet」、ブラウザ上にjigletをウィジェットとして自由に配置できる「デスクトップ」を合わせたアプリ。jigブラウザはFlashやSSLなどが利用できないため、用途に応じて使い分けて欲しいとしている。

 jigletsには、あらかじめ指定しておいたサイトの最新情報を午前1〜5時の間に毎日取得する「オートパイロット」を備える。このため、日々更新されるブログやニュースサイトのページを夜間に取得し、電波の入らない地下鉄などで読むといった使い方ができる。RSSリーダー機能も持っている。このほか、閲覧しているウェブページは「画面メモ」という機能で保存可能だ。

 大きさは幅約80mm×高さ147mm×厚み11mm。色はブラックのみだ。

090415_willcom.jpg 「WILLCOM NS」をシステム手帳に取り付けた様子。ネットワークデバイスに、手帳に付けられるラバーバンドが付属する
090415_willcom2.jpg ラバーバンドを外した様子。端末はW-SIMを挿して使う。Wi-Fi接続も可能だ。

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