GoogleのAndroid OSが携帯電話機以外の家庭用電化機器まで広がり始めようとしているようだ。最近の複数の報道から明らかになった。
ウェブサイトAndroid Guysは米国時間4月10日、MotorolaがKDDI向けにAndroid搭載の「au BOX」を開発中だと報じた。この新しいセットトップボックスは、10月に開催される予定となっている日本最大のエレクトロニクスショーCEATECに間に合うものと見られている。
au BOXを利用することで、ユーザーは音楽および動画コンテンツの携帯が可能になる。同製品はまた、CDの再生や取り込みを可能にし、楽曲の保存またはUSBケーブル経由で携帯電話機や携帯メディアプレーヤーに転送することができる、とAndroid Guysは報じている。楽曲ファイルは、同製品に内蔵されたステレオスピーカーで再生することができる。
ユーザーは、同セットトップボックスに動画をアップロードして、携帯機器に転送することもできる。同機はまた、DVDの再生も可能になっている。
オープンソースのOSであるAndroidは当初、Googleによって携帯電話機向けに開発された。しかし、ネットブックやセットトップボックス、テレビ、IP電話機、デジタルピクチャーフレーム、さらにはカラオケ機器にも採用しようという動きが広がっている。
Androidを組み込み機器に採用する計画のある日本企業らが設立したOpen Embedded Software Foundation(OESF)は、Androidを電話機以外の機器で使用するための環境整備を図っている。アーム(英国ARMの子会社)や、日本ケーブルラボ、アルパイン、富士通ソフトウェアテクノロジーズなどの企業が参加している。これらの企業は、今秋のCEATECにさらに多くのAndroid搭載機器を展示する見込みだと述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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