4月1日を迎え、インターネット上には最新のウソニュース、ギャグ製品の発表、陳腐なジョークなど、恒例のエイプリルフールネタがあふれている。笑えるものもあれば、笑いを取ろうとして外したものもある。ここでは、お伝えする価値があると思われるものをいくつか紹介しよう。
- セキュリティブログのTechJawsは、MicrosoftがついにYahooを買収したと伝えた。うーん、つまらない。
- 2009年最高のエイプリルフールネタの1つは、The Washington Postの記事だ。話題の「Conficker」ワームが各地で被害をもたらしているとするウソニュースを、一見普通のニュースを装った記事としてまとめている。
- エイプリルフールに悪ふざけをすることで有名なGoogleは、今年は風変わりなネタを提供している。それは、「CADIE」と呼ばれるニセ人工知能研究プロジェクトの紹介だ。だが、当然ながらCADIEは悲惨な出来だ。何しろ、1997年の昔から抜け出してきたようなデザインのサイトを作って、これが最高のウェブデザインだと悦に入っているくらいなのだ(CADIEがらみではほかにも、携帯電話向けの「Google Brain Search」(脳内検索)や、「Gmail」向けの「Google Autopilot」、それに「Google Chrome」ブラウザの3D版が披露されている)
- Googleの子会社であるYouTubeは、動画が上下逆さまに再生されるページを公開している。
- ブロードバンドメディアブログのVideoNuzeは、YouTubeとHuluが合併したものの、新しい社名を「YouLu」と「HuTube」のどちらにするか、いまだに決めかねていると報じている。
- Amazon Web Servicesは、飛行船をホスティング先とするクラウドコンピューティングシステムという新計画を発表した。
- ソーシャルニュースサイトのredditは、ライバルであるDiggの色使いとデザインをまね、ブランド名を「Reddigg」に変更した。
- 英国の新聞The Guardianは、同紙の紙面について印刷版とウェブ版の両方を終了し、これからはTwitter版のみを刊行すると発表した。発表で同紙は「専門家は、あらゆる記事は140字以内で伝えられると述べている」と記している。
提供:Opera
- 「Opera」ブラウザの開発元は、顔のジェスチャーでブラウザを操作する機能を導入すると発表した。
- 女性のみなさんに朗報だ。TechCrunchの創設者、Michael Arrington氏が結婚相手を求めており、結婚相談所に登録したそうだ! この記事の投稿者で、結婚仲介業を営むCarol Kravitz氏は次のように記している。「私にお手伝いできることはそれほどないのがわかった。これはいかがなものかと思うような職業選択を重ね、今はブログで生計を立てている39歳の出不精の独身男性など、プロフィールではどう見ても魅力的には映らない。(中略)私が見る限り、彼の食事のほぼすべてはChipotle(メキシカンレストランのチェーン名)のブリトーが占めている」
- Wikipediaは毎年恒例のトップページ改造を今年も行った。「In the news」欄と「Did you know...」欄の本物の記事の中に、ニセ記事を挿入しているのだ。たとえば、「HBOテレビがチリボウル(chili bowl)の中で行われた身長の低い人たち(midgets)の賞金レースを中継した」という記事は、1つ1つの単語は間違いではないが、これは実際には「Chili Bowl」の名で知られる小型車レース(midget-class race)大会のことだ。
- Microsoftは、「Guitar Hero」風だがギターではなくアルペンホルンを演奏するという「Xbox 360」用ゲーム、「Alpine Legend」のニセ予告動画を制作した。
- Diggの社員が、ニセのウェブ開発フレームワーク「PHP on Rails」、略して「Phails」を開発した。これは「Ruby on Rails」と「PHP」をかけ合わせたシャレで、開発者の世界にはびこるセンスのないマーケティング手法を皮肉ったものだ(Phailsはfails(失敗)と発音が同じ)。
- 2009年2月に授賞式が開かれたTwitterの「Shorty Awards」のスタッフが、「Twitter Pro」アカウントを入手できるという冗談ページを作成し、友人を登録させた。登録ユーザーの写真には、「PRO」マークが付いている。
(編集部注:記事中のリンクはエイプリルフールである米国時間4月1日現在のもので、後日リンク先が削除されたり、内容が変更される可能性があります)