medibaと日経BP社 日経ネットマーケティングは3月4日、「モバイルECサイト利用動向」の結果を発表した。モバイルECサイトを知るきっかけとして、男性はPCのECサイト、女性は通販雑誌や広告が多いことが明らかになったという。
モバイルECサイトの認知経路を調べたところ、PC用サイトからモバイル版サイトを知ったケースは男性で25.7%、女性で14.0%と10%以上の差が生じていた。一方、通販雑誌や広告から認知するケースは男性が3.3%、女性が17.0%と、女性の割合が高くなっている。
また、買物頻度が高いユーザーと全体平均を比較した場合、男女ともに「携帯のインターネットでたまたま見つけた」という項目で、高頻度のユーザーの割合が全体平均を上回った。男女別では、男性が「auのカテゴリ検索」、女性が「携帯電話でインターネットを検索」という項目が全体平均より高くなっている。これらにより、買物頻度が高いユーザーほど、モバイルインターネットを多く利用する傾向にあると両社は分析している。
利用料金や決済方法では、 2万円以上の買物の場合、銀行振込やネット銀行といった決済方法を利用していることがわかった。また、購入金額に関わらず、代金引換やクレジットカードの利用が多いという。
買物頻度と利用金額の関係性では、買い物頻度が低いユーザーほど平均利用金額も低く、頻度が高くなるにつれて、平均利用金額が増加する傾向にあることがわかった。頻度別に平均利用金額をみると、過去半年間の買い物回数が3回未満という低頻度のユーザーは8710円、4〜5回の中頻度の人は1万1240円、6回以上の高頻度の人では1万5720円となっている。
この調査は20代から40代の男女で、過去6カ月以内にモバイルECサイトでの購入経験があるauユーザーを対象にした。調査期間は1月27日〜29日で、medibaの会員に対してモバイルで実施した。有効回答数は600人。
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