モニターの応募倍率は4倍、UQ WiMAXが2月26日始動

永井美智子(編集部)2009年02月26日 16時07分

 UQコミュニケーションズは2月26日、モバイルWiMAXを使った高速無線通信サービス「UQ WiMAX」を開始した。提供エリアは東京23区、横浜市、川崎市の一部だが、2012年までに人口カバー率90%を目指す。

 料金はデータ定額で月額4480円。契約期間に縛りは設けない。基地局は500局設置しており、抽選で選ばれたモニター5000名が同日より利用できる。「500局、5000名ということで、WiMAXゴー、と行きたい」(代表取締役社長の田中孝司氏)

 2月3日から15日までの間募集したモニターには2万人の応募があったといい、「たくさんご応募いただいたのに、落選のメールを送るのは忍びなかった。(7月1日以降の)有料サービスについても問い合わせが殺到してパンクしている状態だ」(田中氏)と手応えを感じているようだ。

 モバイルWiMAXは理論値では下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsの通信が可能だといい、「真のブロードバンドをユーザーにお届けしたい」と田中氏は語る。7月にはWiMAX内蔵のIntel Centrino 2プロセッサ搭載PCが発売される見込みで、まずはこういったPCを持ち歩くビジネスユーザーがターゲットとなる。

 総務副大臣の石崎岳氏は「日本経済が低迷に陥っている中、情報通信技術(ICT)が打開する鍵であると確信している。総務省ではICT市場規模を、2015年から2020年の間に、現在の2倍にあたる200兆円規模にしようと準備している。モバイルWiMAXはその象徴的な存在であり、市場の起爆剤になって欲しい」と期待を寄せた。

UQコミュニケーションズ UQコミュニケーションズの田中氏(右から4番目)と、同社株主企業の代表者たち

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