携帯電話の着信音に使用する着メロや着うた。好きな曲が気軽にダウンロードできるサイトが多数ある中、ユーザーは着メロや着うたをどのように利用しているだろうか。20代から40代を中心とするネットユーザー男女425名の回答を集計した。
普段、着信音はどうしているかと聞いたところ、「ほとんどマナーモードにしている」が全体の43.8%を占め、「どちらかというとマナーモードが多い」と答えた17.2%と合わせたマナーモード派は60.9%。
一方、「着信音が鳴るようにしているときが多い」人は11.5%にとどまり、「必要なときだけマナーモードで、着信音が鳴るようにしているときが多い」の27.5%と合わせた着信音派は39.1%だった。
男女別に見ると、「ほとんどマナーモードにしている」人が男性の49.3%に対して女性が37.7%、反対に「必要なときだけマナーモードで、着信音が鳴るようにしているときが多い」では男性の21.7%に対し女性が33.8%と、それぞれ10ポイント以上も高く、男女で着信モードの設定意識に違いがあるようだ。
年代別では「ほとんどマナーモードにしている」が20代で43.2%、30代では48.6%で、40代の38.1%に対し普段からマナーモードにしている人の割合が高かった。
有料の着メロ・着うたの利用経験について答えてもらったところ、利用したことが「ある」人は42.4%。男女別では特に女性が52.0%で半数を超えており、男性(33.5%)よりも20ポイント近くも多かった。
また年代別では20代の47.7%、30代の48.6%が利用経験「あり」と答え、20代、30代を中心に利用が広がっている実態が見えた。
一方、着信音の利用状況別に見ると、「ほとんどマナーモードにしている」人でも32.8%が、「有料の着メロ・着うたを利用したことがある」と回答。「どちらかというとマナーモードが多い」人では実に52.1%と過半数が利用経験ありと答えており、日頃の着信モード設定に関係なく、料金を払ってでも気に入った曲を携帯電話にダウンロードする人は少なくないようだ。
有料の着メロ・着うたの利用経験者に、どんなものをダウンロードしたか複数回答形式で答えてもらったところ、「好きなアーティストの曲」が75.0%と断トツ。以下「最新Jポップ(29.4%)」「アニメソング(27.8%)」の順で続いた。
ちなみに、どんな着メロ・着うたなら利用したいと思うかを自由回答形式で全員に聞いたところ、「自分の好きな曲」「好きなアーティストの曲」を挙げる人が多数いる中、自分の携帯電話への着信であることが分かるようにと「自作曲」や「人とは違う曲」との回答も複数見られた。しかし一方では「環境に溶け込む音」や「自然な邪魔にならない音」を選び、場の空気にそぐわない曲を敬遠するなど、多様な意見が寄せられた。
調査はブロガー向け情報サイト「ブロッチ」などネットマーケティングを展開する株式会社アイシェアが、同社の提供するサービス会員をパネラーとして行った。
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