日本レコード協会に所属するレコード会社19社が2月3日、携帯電話向けに違法な音楽配信をしていた4名に対して損害賠償を請求した。賠償請求額は19社合計で約1800万円となる。
この請求は携帯電話向けの違法音楽配信で2007年に山口県岩国警察署に逮捕された4名に対して行われた。19社が著作隣接権を持つ1000曲以上の音源をこの4名が無断で送信可能にしたことに対する賠償だという。
この4名のうち、1名の男性は携帯電話向けのインターネットサイト「DXチャンネル」などを開設、運営し、自ら音源をアップロードしていた。この行為が著作隣接権侵害にあたるとして、山口県岩国警察署は2007年5月14日に男性を逮捕。同年7月26日に山口地方裁判所が懲役1年執行猶予3年の判決を下している。
残りの男性2名と女性1名は、2007年7月および9月、DXチャンネルなどに音源を違法にアップロードしていたとして逮捕された。山口地方裁判所はこの3名に対し罰金刑を下している。
日本レコード協会の調査によると、権利者に無断で携帯電話向けにアップロードされた音楽ファイルは、年間で4億700万回ダウンロードされているという。
今回、損害賠償請求をしたのは以下の19社となっている。
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