ソフトバンクモバイルは1月29日、春商戦向けの端末9機種を発表した。ワンセグを2チャンネル同時視聴できるAQUOSケータイなどを用意した。
今回発表された端末は、ダブルワンセグ搭載のAQUOSケータイ「932SH」、1秒以内にカメラが起動するEXILIMケータイ「930CA」、端末が縦横に開き、それに合わせてキーの向きも変わる2WAYキー搭載のVIERAケータイ「930P」、モバイルウィジェットに対応した「830N」「831SH」、12個のワンタッチキーを搭載した「831P」、PANTONEケータイの流れを組んだ「831SH」およびハローキティケータイ「831SH KT」、最低限の機能に絞った小型軽量の「731SH」、管理者が遠隔から機能制限できる法人向け端末「830SH for Biz」となる。
ハイエンド端末の932SHはディスプレイを横に回転できるサイクロイド型で、端末の凹凸をなくした点が最大の特徴。また、ワンセグチューナーを2つ搭載しているため、2つのテレビ番組を同時に視聴したり、録画したりできる。800万画素のCCDカメラを搭載し、ISO2500までの高感度撮影が可能。3つのスピーカーを搭載してバーチャル5.1chサラウンドの音声再生もできる。
930CAは0.99秒でカメラを起動する端末。809万画素のCMOSカメラを搭載する。人物の顔を自動検出し、ピントを合わせ続ける「自動追尾フェイスフォーカス」機能などを備えた。下り最大7.2Mbpsの高速通信に対応している。
端末の発表会には一般ユーザーを招待し、吉本興業のお笑い芸人であるエド・はるみ、キングコング、品川庄司、世界のナベアツ、フットボールアワー、ライセンス、ロバートがそれぞれ新端末を紹介した。また、司会はロンドンブーツ1号2号が務めた。ソフトバンクモバイルは同日、賞金総額2億2000万円のお笑いコンテスト「S-1バトル」を開催することも発表している。
ソフトバンクモバイルは月額980円のホワイトプランの導入でユーザーを大きく伸ばしたが、28日にはイー・モバイルが対抗策として月額基本料を780円としたプランを発表したばかり。ソフトバンクモバイル代表取締役社長の孫正義氏は「イー・モバイルの場合は端末を安くしていないが、当社では毎月一定額を割り引くサービスをしている。また、イー・モバイルユーザー間が24時間通話無料でもユーザーは少ない」と話す。NTTドコモやKDDIが月額料金を引き下げた際には追随してきた同社だが、今回のイー・モバイルの新料金プラン導入に対抗する考えはないとした。
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