ウィルコムは1月22日、ウィルコムのPHS電話機にモバイルFeliCa ICチップを搭載した京セラ製の端末「WX340K」「BAUM(WX341K)」を発表した。
発売は、WX340Kが2月下旬を予定し、BAUMは3月下旬を予定している。
端末の発売に合わせて、既存の携帯電話と同様におサイフケータイ機能を実現する「ウィルコム ICサービス」を2009年2月下旬より開始する。
サービス開始当初は、ジェーシービートヨタファイナンスのクレジット「QUICPay(クイックペイ)」、電子マネーサービス「Edy」ほか、ANAやJALによるチェックイン不要の搭乗サービス、ヨドバシカメラのポイントカードに対応する。
2009年春にはビックカメラのポイントカードに対応するほか、夏をめどに東日本旅客鉄道のモバイルSuicaに対応する予定だ。
WX340Kは、京ぽんからはじまったハイスペックな機能を受け継ぐ端末で、197万画素のカメラにオートフォーカスが付いた。カラーは「ブリリアントホワイト」「カンパリレッド」「ミッドナイトブラック」の3色。
バームクーヘンをイメージしたというBAUMは、「HONEY BEE2」と同様のポップで薄型のストレート端末だ。カラーも「ホワイト」「ピンク」「パープル」「ブラック」の4色をそろえた。薄いながらも、WX340Kとほぼ同様の機能を持ち、オートフォーカスの有無程度だ。
いずれの端末にも、Flash Lite3.1を新たに搭載。ウィルコム ガジェット対応、待受画面でニュースが読める「W+Info(ダブリューインフォ)」、電子コミックコンテンツが読める「W+Book(ダブリューブック)」にも対応するなど、ハイスペックな端末となっている。
端末に関するプレゼンテーションを担当した京セラ 通信機器関連事業本部 副本部長 執行役員 上席 山本康行氏は「欲張りなモデル。2台目端末としてだけでなく使えるスペック」と自信を見せた。
ウィルコム 代表取締役社長の喜久川政樹氏は、「去年あたりから、携帯電話業界は様変わりして端末の発表台数が少なくなったなどと言われている。メーカーさんが端末を作りそれを仕入れるという流れではなく、一緒に新しいものを作っていく流れに向かっている」として、今後新しいマーケットをともに作っていくために努力していると語った。
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