UIQ Technologyが開発したSymbian向けインターフェースは、Nokiaが「Series60(S60)5th Edition」を発表する前からタッチ画面に対応していた。UIQのインターフェースは、Motorolaの初の3G携帯電話やSony Ericssonのビジネス向けスマートフォンであるPシリーズで利用されていた。ここ最近では、Sony EricssonのWalkmanの一部機種とGシリーズで利用されていた。
だが、Sony Ericssonが2008年初めにフラッグシップ端末「Xperia X1」で「Windows Mobile」採用を発表した後、UIQの運命は不安定な状態になった。それから約1年が経過した現在、避けられない事態が起こった--UIQが破産申請したのである。これにより、Sony EricssonがUIQ/Symbianを採用したPシリーズを復活させるというわずかな望みは消えてしまうことになる。
破産申請という選択は、UIQに出資していたMotorolaとSony Ericssonの2社の親会社決断による。2社はタッチ画面では、Windows Mobile、およびGoogleの「Android」プラットフォームという手段を選んでいる。
UIQよ、さようなら。あなたは多くのユーザーに愛され、スマートフォンの歴史に刻まれることだろう。あなたの技術は過去のものとなったかもしれないが、Wikipediaのページにあなたが存在したという証拠が残ると確信している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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