「iPhone」用のアプリケーションは1万種類以上あるが、特に人気の高いものの多くはゲームだ。有料アプリケーションの上位25種に目を通すと、そのうち18種がゲームだとわかる。また、無料のiPhone用アプリケーションでも、上位25種のうち14種がゲームだ。そして、こうした比率は当面続く可能性が高い。
「Virtual Goods Summit 2008」のオーガナイザーを務めるCharles Hudson氏が、米国時間2008年12月30日に初のiPhone用ゲームカンファレンス「iGames Summit 2009」を発表したのも、おそらくこのためだろう。iGames Summitは、3月19日にサンフランシスコで開催が予定されている。
Hudson氏は、このイベントを告知するメールに次のように書いている。「iPhone用ゲーム市場は急速に拡大しており、われわれは活気あふれる市場に焦点を当てた初のイベントを計画している。この半日のイベントでは、第一線のiPhoneのゲーム開発者、投資家や業界幹部が一堂に会して、業界の動向や、このエキサイティングな市場が向かう先について、それぞれの知識を持ち寄り共有することになる」
まだできたばかりで不完全なiGames Summitのウェブサイトには、トップクラスのiPhone開発企業が数社、サミットへの参加を決めた企業として掲載されている。その中には、「Guitar Hero」のiPhone版ゲームのような大ヒット作「Tap Tap Revenge」をリリースしたTapulous、FacebookやMySpaceのようなサイト向けのゲームの大手開発企業であるZynga、同じくiPhone用ゲーム開発大手のSGNなどがある。
同サミットでどのような事が行われるのか、正確にはまだわかっていない。しかし、iPhoneプラットフォームの成功、iPhone用ゲーム制作者の数、そして加速度センサーとタッチスクリーンを備え、熱心なユーザー層に支持されているiPhoneがいかにゲームに向いているかを考えれば、こうしたイベントが発表されるのも当然と言える。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」