Microsoftは、2009年1月のConsumer Electronics Show(CES)において多数の製品を披露することだろう。しかし、同社の計画に詳しい情報筋によると、うわさされている「ZunePhone」はその中には含まれないという。
その代わり、同社最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏は、消費者側の観点からの「Windows 7」について語る予定である。Microsoftは、2009年のクリスマスシーズンに向けてWindows 7リリースの準備を整えているため、今度のCESがBallmer氏にとってその利点を宣伝する絶好の機会であるというわけだ。
話題の中心はWindows 7になる予定だが、情報筋によると、Ballmer氏は、WindowsがPCの枠を超えて、どのようにしてPCとウェブ、携帯電話の世界へと進んでいくのかを語ることが見込まれているという。こちらについては、Windows 7が初めて世界にお披露目された2008年11月のProfessional Developers Conference(PDC)においても、Ray Ozzie氏が何度も口にした話題である。
携帯電話に関しては、ZunePhoneはないかもしれないが、Microsoftは、携帯電話メーカーによる「Windows Mobile」をベースとした携帯電話の開発促進や、さまざまなOSを稼働する携帯電話向けの「Windows Live」サービスやDanger買収によるいくつかの新しい「プレミアムモバイルサービス」の開発に向けたその他のいくつかの戦略を推進している。
同社は、これまでに同社専用のプレーヤー以外へと「Zune」サービスを拡張することについても言及しており、同携帯電話はサービスにアクセスするための理にかなった環境であると述べてきた。CESでは、この構想の実現時期についてもさらに詳しく発表されるのではないかと聞いている。2008年10月のCIO UKとのインタビューにおいてBallmer氏は、Windows Mobileを搭載した携帯電話でZuneサービスにアクセスする可能性についても言及していた。
「Xbox」も、Ballmer氏の基調講演の話題にきっと取り上げられることだろう。またこれまでのCESと同様に、Microsoftは何らかの新しい提携を発表することが予測される。愉快なビデオや著名人のゲスト出演も必ずあると思って間違いないだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」