携帯電話端末ベンダーとして世界最大手のノキアは11月27日、日本において携帯電話端末の販売を打ち切ると発表した。今後は、高級ブランド「Vertu(バーチュ)」の展開に注力する。
日本での研究開発は続ける方針。日本の製造メーカーへの外注も引き続き行うという。このほか、宝石や貴金属をあしらった高級端末ラインのVertuの販売は続ける考えだ。
今回の決定について、同社の上級副社長であるティモ・オハムオティラ氏は「現在の厳しい世界的な経済傾向の中では、日本独自の製品展開のための投資を続けていくことはできないとの判断を下した。今後、日本ではグローバルR&D(研究開発)と、Vertu、ソーシング活動のさらなる発展に焦点を当てる」とコメントしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス