マイクロソフトは11月20日、Windows Mobileを搭載したスマートフォンの拡販に向け、「Touch! Windows Mobile」というキャンペーンを展開すると発表した。
マイクロソフト 執行役常務 コンシューマ&オンライン マーケティング統括本部 統括本部長の笹本裕氏は現在のモバイル市場について、回線の高速化、端末の高機能化と多様化、インターネットのオープン化、低料金化や定額化といった環境の変化がスマートフォンの追い風になっていると話す。
Windows Mobileのさらなる普及に向け、マイクロソフトは今後、ハードウェアの充実、価値訴求の強化、新しいユーザー体験の創出を進める。
マイクロソフトのパートナーとして、Windows Mobile搭載端末を提供している企業の1つがHTCだ。同社はWindows CEの頃から10年以上にわたりパートナー関係を結んでいる。1998年4月に世界初のパームサイズPDAを開発して以来、ディスプレイのカラー化や、PDAへの通信機能の付与、トライバンド3G対応などを推進してきた。日本では2年間で15機種を販売しており、年末商戦にはタッチパネルの「Touch Diamond」「Touch PRO」を複数の通信キャリアから発売する。このほか、Windows Mobile搭載端末としては、ウィルコムからシャープ製「WILLCOM 03」の新色が登場する予定だ。
価値訴求の面では、さまざまなソフトが利用可能なこと、マルチメディアを楽しめること、フルブラウザを標準搭載していること、Microsoft Officeが使えることなど、Windows Mobileならではの魅力を訴えていくとマイクロソフト コンシューマー&オンライン マーケティング統括本部 モバイルコミュニケーション本部 本部長の越川慎司氏は語った。
対応アプリケーションも拡充する。現在マイクロソフト日本法人は、ユーザーがいつでも写真を保存、共有できる写真共有アプリを開発中。年内にはTouch Diamond対応アプリが100タイトルに達する計画だ。開発者向けコミュニティーも開設する予定だという。
「Touch! Windows Mobile」キャンペーンでは、500万人にWindows Mobileを体験してもらうことを目指す。そのために、11月20日から23日まで東京ミッドタウンで「フェスティバル・フランス・グラムール×WINDOWS MOBILE」というイベントをを開催し、来場者が実際にWindows Mobile端末を試せる場を設ける。
その後、11月24日から12月14日まではCDショップのHMVと共同で「HMV×WINDOWS MOBILE」というイベントを、HMV渋谷店、新宿SOUTH店、銀座店で開催。このほか、11月22日から12月25日まで六本木ヒルズ森タワー52階にある「TOKYO CITY VIEW」で開催される「TOKYO CITY VIEW×J-WAVE PRESENTS 天空のクリスマス スカイ・イルミネーション2008」でもキャンペーンを展開する。
さらにプレゼントキャンペーンも実施。11月20日から2009年1月11日までにWindows Mobile 6.1搭載端末を購入したユーザー300名に、上海2泊3日ツアーなどの抽選でプレゼントするという。
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