IMJモバイルは11月19日、「iPhoneユーザーのiPhone利用動向とその評価」を発表した。この調査は、全国の12〜49歳以上の男女412人を対象に、2008年10月17日〜20日に実施された。
調査によると、iPhoneユーザー(iPhone保有者)は非iPhoneユーザー(iPhone以外のPHSを含む携帯電話、以下は非iPhoneと呼ぶ保有者)に比べて、購買意欲が高く、ブランドや流行に敏感で、購買において自分の価値観を重要視する傾向があるという。
iPhoneを購入する前の期待度は、「期待していた」と回答したユーザーが92.7%だったのに対し、購入後の満足度は74.7%と大半のユーザーの期待を裏切らない評価となった。
満足している機能については、「音楽再生(iPod)」が最も多く、不満な機能については、「カメラ」「メール」「通話」という回答が多かった。
満足している特徴については、「ディスプレイの見易さ」が最も多かったが、「バッテリー性能」に対しては、70%近くが不満を持つという結果になった。
iPhoneユーザーの非iPhoneとの併用状況は、「iPhoneのみ保有」との回答が51.9%、「非iPhoneと併用」との回答が48.1%とだった。
そこで、iPhoneのみを保有するユーザーとiPhoneと非iPhoneを併用するユーザーの利用動向を比較すると、iPhoneのみを保有するユーザーは、「移動中(電車・バス等の中)」の利用率が最も高かった。また、よく利用する機能は、「音楽再生」「YouTube」「Google Map」と、iPhoneの特徴的な機能に対する利用率が高かった。
一方、iPhoneと非iPhoneを併用するユーザーは、「自宅でくつろいでいる時」「自宅での趣味や遊びの時間」が、非iPhone使用よりもiPhone使用を上回り、情報収集や暇つぶしの色合いの強さが伺えた。
iPhoneからのウェブ閲覧頻度は、約5割のユーザーが毎日閲覧しているということがわかった。また、情報媒体への一週間あたりの接触日数を尋ねたところ、iPhoneユーザーは、4マスメディア(テレビ・新聞・雑誌・ラジオ)では「雑誌」の接触量が特に高いという結果となった。また、4マスメディア以外では、「電車・バスなどの中刷り広告」「看板・屋外広告」における情報接触量が非iPhoneユーザーに比べて高い傾向にあった。
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