京都府警生活経済課ハイテク犯罪対策室、京都八幡署および京都下鴨署は10月21日、モバイルサイト「第3世界」の運営者の男性(28歳)と、このサイトに楽曲をアップロードしていた男性(53歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。いずれも社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)が著作権を管理している楽曲を、無断で不特定多数の者にダウンロードさせていたという。
JASRACが運用しているネットワーク上の監視システム(J-MUSE)でこのサイトを発見したことが逮捕の発端となった。JASRACが調査したところ、アップロードされているほとんどすべての楽曲がJASRACの管理楽曲であり、かつ、配信利用のための許諾を得ていない無断配信であることが判明したという。
JASRACによれば、第3世界は携帯電話専用サイトで、ユーザー数が推定約100万人を超える国内最大規模の違法音楽配信サイトとのこと。また、第3世界には、着うたフルなどの音楽ファイルがアップロードされており、着うたフルが侵害対象となった刑事事件は初めてという。
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