KDDI研究所(秋葉重幸代表取締役所長)は、携帯電話に搭載されたカメラで高精度に動きやジェスチャーを認識する技術を、BREW®拡張エンジン「直感コントローラ」として開発した。
従来の携帯電話では、動き認識には加速度センサーなどの専用デバイスを必要としていたため、加速度センサー未搭載の大多数の端末では動きが認識できなかった。また、従来のカメラを通した動き認識では、認識精度の向上も課題となっていた。
BREW®拡張エンジンは、携帯電話に搭載されたカメラ入力モジュールと連携し、カメラからの映像を高速で解析することで、携帯電話の動きや周囲の変化をリアルタイム・高精度に認識することが可能。カメラワークとしてパン・チルト・ズーム・ローテーションを判別するため、加速度センサーを搭載する必要がない。また、認識された動作の種類や変化量に応じて、任意のキー操作の代替として割り当てることも可能。
KDDI研究所では、9月30日から10月4日まで幕張メッセで開催される最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2008」で、同技術を発表する。
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