Googleの「Google Mobile App for BlackBerry」は、ユーザーにホーム画面がすっきりするという思わぬ恩恵を与えることになるだろう。
米国時間9月10日に発表された新しいGoogle Mobile App for BlackBerryは、「Google Mobile Updater」パッケージに取って代わるものだ。Google Mobile Updaterは、ホーム画面に常駐するニュース、検索、メール、写真などのGoogleのネイティブBlackBerryアプリケーションをダウンロードしたり、アップデートしたりするためのハブとして機能する。
Google Mobile App for BlackBerryは、「Gmail」や「Picasa」などをダウンロード、アップデートする機能を新たな検索アプリケーションに組み込むことにより、このハブ機能をなくしている。この検索アプリケーションには検索バーが付いていて、その上部には、BlackBerry専用アプリケーションをダウンロードしたり立ち上げたり、Googleアプリケーションが揃っている携帯ウェブサイトにアクセスできる一連のアイコンが並んでいる。
同アプリケーションのより整ったインターフェースや、コンパクトになったホーム画面は歓迎だ。また、検索履歴のスクロール方法が一新されて操作が容易になり、ワンクリックで再スクロールできたり、検索語を入力ミスした場合に再入力なしで編集できるのもありがたい。また同アプリケーションには、検索クエリのオートコンプリート機能も付いている。しかし、残念なのは、大半のGoogleアプリケーションはウェブベースのままであるという点だ。例えば、Gmail、Maps、Sync(Google CalendarをBlackBerryに同期する)はネイティブアプリケーションだが、Reader、News、Picasa(写真管理用アプリケーション)は、新しいインターフェース上でクリックすると、BlackBerryのブラウザに適切なページが表示される。
たしかにアプリケーションをウェブベースで提供すれば、ホーム画面上の不要物が減ってすっきりするし、Googleのエンジニアたちも各ウェブアプリケーションのソフトウェアダウンロードのメンテナンスに多くの労力を割かなくて済む。しかし一方で、ユーザーは、BlackBerryのメインブラウザでニュースを読まなくてはならない。それでも、Google Mobile App for BlackBerryのよりコンパクトなインターフェースと、より高度な検索、履歴閲覧機能は、GoogleのBlackBerryアプリケーションを正しい方向に導いているので、是非Google Mobile App for BlackBerryへの乗り換えをお勧めする。BlackBerryのブラウザから「http://m.google.com」にアクセスすることで、同アプリケーションをダウンロードすることができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力