Appleの「App Store」のオープン以来、「iPhone」ユーザー向けのビジネスアプリケーションが次々と登場している。開発者のほとんどは独立したサードパーティの新興企業だが、大手ソフトウェアベンダーも分け前にあずかろうと参入している。
Oracle、SAP、Sybaseなどの有名企業が、従来のデスクトップ版で提供されている機能の一部を利用できるアプリケーションのiPhone版をリリースしている。
アプリケーションのほとんどは、7月にオープンしたAppleのオンライン市場であるApp Storeで見つけることができる。App Storeでは、iPhone用に開発されたアプリケーションを見て、ダウンロードできる。
世界展開の第2段を終えたばかりのiPhone 3Gは、若干の問題はあるものの、ビジネス向けにも使えると、Gartnerのアナリストは見ている。
Gartnerによれば、iPhone 3Gは、「カスタムアプリケーションのセキュリティが不十分」なため、アプリケーションを配備しようと考えている企業は、セキュリティの低下を我慢しなければならない。
とはいえ、iPhoneソフトウェア市場は成功を収めており、Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は、オープンから1カ月で約3000万ドルを売り上げたと述べた。Appleは1年間の製造台数を4000万台に引き上げると述べていることから、2009年にはiPhoneの販売台数が2500万台に達する見込みで、App Storeは利益の大きい市場になるだろう。
ZDNet Asiaでは、App Storeのトップダウンロードリストには登場していないものの、大手ソフトウェア会社が拡大するiPhoneユーザーの注目を集めることを願っている、エンタープライズアプリケーション5種を考察した。
Oracleは7月、iPhoneのネイティブアプリケーションをリリースし、App Storeオープン時にエンタープライズアプリケーションをリリースした最初の企業の1社となった。
このビジネスインテリジェンスツールは無料ダウンロードとして提供されているが、Oracleのオンプレミス(自社運用型)ビジネスインテリジェンス(BI)ソフトウェアからレポート、アナリティクスを読み込むため、企業のサーバでソフトウェアのライセンス版が実行されている必要がある。
レポートによれば、Oracleは8月、このソフトウェアは提供以来、2万3055回ダウンロードされたと述べた。
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