Appleの最高経営責任者(CEO)Steve Jobs氏は最近、顧客からのメールに対して非常に反応が良いようだ。
Gizmodoは、Jobs氏の「iPhone」から送付されたと思われるメールを入手した。それによると、AppleとAT&Tは、iPhone 3Gにテザリング機能を正式に提供したいと考えているという。
他の事業者や携帯電話機メーカーの多くが、ノートPCとスマートフォンを無線で接続する方法を提供しており、スマートフォンのデータ接続機能をインターネットアクセスに利用している。しかし、AppleとAT&Tは、このような機能を実現するために設計されたiPhone用アプリケーション「NetShare」が早くから登場していたにもかかわらず、その配布を停止していた。
Gizmodoのある読者が、このようなサービスに料金を支払うためのオプションをAppleとAT&Tが提供しない理由について、両社が乗り気でない様子を「こっけいだ」と表現しながら、Jobs氏に尋ねたという。これに対して、Jobs氏は、「その通りであり、これについてはAT&Tと協議中だ」と返信したようだ。テザリングは、jailbreakすることで可能となるが、AppleやAT&Tとの間で問題となる可能性がある。
Jobs氏は最近、不満を感じている顧客にメールで返信することが多い。しかし、これに驚くのは筆者だけだろうか?同氏は、このような方法で顧客と接触することで知られており、株主らが質問や疑問が持っている場合、同氏にメールを直接送付することを求めている。しかし、ここ2週間、同氏のこの傾向は強まっているように思える。
筆者は米国時間8月29日朝、Jobs氏にメールを直接送付してみた。その目的は、Jobs氏がこれらのメールに本当に返信したか、それとも、マーケティング部門内のチーム「Steves」が同氏の受信箱を監視し、草の根感覚を絶やさないため一部に対応しているか、を確認するためだ。結果はじき明らかになるだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」