CNET Newsの呼びかけに応じて、「iPhone 3G」の電波受信感度の問題についてこの1週間に読者から寄せられた情報から、問題は全米各地に及んでいることが明らかになった。
iPhone 3Gの電波受信感度の問題については1週間ほど前から情報が増え始め、現在は、内蔵されているInfineon製チップセットが原因だと言われている。Business Weekは米国時間8月14日、AppleとInfineonがこの問題を修正するソフトウェアの開発に取り組んでいると伝えた。ただし、Appleの公式確認は得られていない。
一方、全米各地にいるCNET Newsの読者からは、AppleとAT&Tの顧客サービス担当者の多くはこの問題を認識しているという報告が寄せられている。iPhone 3Gは、AT&Tのネットワークの中で電波が強いと思われる地域であっても3Gネットワークへの接続ができなかったり切れたりする。また、世界各地のネットワークでも同様の現象が起きている。情報筋がBusiness Weekに語ったところによると、通話の「2〜3%」が影響を受けているというが、問題の広がりについて公式の発表はない。
これは科学的な調査ではないということをあらかじめお断りしておく。iPhone 3Gは発売1週間で全米で40万台ほど販売されたと見られており、その後も販売台数が増えたのは確実だ。これに対して、ここ4日間に情報を寄せていただいた読者はサイトでのコメントと電子メールを合わせて334人。内312人はiPhone 3Gの所有者、残りは別機種を使用するAT&Tの利用者だった。
先週前半についてはiPhone 3Gの状態についての確かな情報がないが(ほとんどの情報はそれ以降に送られてきた)、問題が特定地域に集中しているなどのパターンがないか見てみよう。もし発生が特定地域に片寄っていれば、ネットワークの問題であることが示唆される。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力