KDDIは8月14日、サービスを休止していた「au one net」のウェブメールサービスを再開した。他人のメールを閲覧できてしまう不具合が発生していたが、原因の究明と対応が終わったという。
au one netのウェブメールサービスは、あるユーザーが送受信したメールを別のユーザーが閲覧できてしまうという不具合が発生したため、7月25日午後4時17分にサービスを停止していた。
原因を調べたところ、ウェブメールを構成しているシステムにおいて、複数のシステムを制御するパラメータの設定に誤りがあったため、システムに例外的な処理が発生した際に不具合が起きていたことが分かったという。このパラメータの設定ミスは2007年12月19日に実施したシステム改修作業の際に発生したとのことだ。
ログデータを調査した結果、すでに申告していたユーザーを含めて3名のユーザーが、それぞれ他の1人のユーザーからメールが閲覧できる状態にあったとしている。
原因となった設定を修正し、不具合が再発しないことをKDDIでは確認している。また、ほかの原因により同様の不具合が発生した場合に備え、不具合を検知してユーザーのメールの誤閲覧を防ぐ機能を導入した。
KDDIでは対象となった3名のユーザーに書面で説明と謝罪をするとともに、ウェブメールサービスに登録しているすべてのユーザーにメールで案内をする。
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