世界最大の携帯電話メーカーであるNokiaとチップメーカーであるQualcommは米国時間7月23日、両社間のすべての特許訴訟を解決する新しいライセンス契約を締結したと発表した。
契約の金銭面での条件は発表されなかったが、両社は、NokiaがQualcommに、性能とバッテリ寿命の改善と製品の小型化を同時に実現したテクノロジのライセンス料を15年間支払うことになると述べた。Nokiaは、同社が欧州委員会に提出したQualcommに対する独占禁止法違反に関する異議申し立てを取り下げるとも述べた。
Nokiaの最高経営責任者(CEO)であるOlli-Pekka Kallasvuo氏は声明の中で、「われわれは、市場が技術革新と新技術の恩恵を受けられることから、今回の合意は業界にとって好ましいものと考えている」と述べた。
両社は、主要特許の更新をめぐる交渉が決裂した2007年4月以来ずっと法廷で争っていた。世界中のさまざまな国で互いに提訴、反訴していたが、特許をめぐる争いの解決策を見つけることができずにいた。
今回の合意は、デラウェア州衡平法裁判所の裁判官が特許契約および特許料の公判を延期した後に発表された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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