Microsoftは米国時間6月26日、2000年に創設されたモバイルデータ企業MobiCompを買収する計画を発表した。
買収の具体的条件は明らかにされていない。ポルトガルのブラガに拠点を置くMobiCompは、買収後、MicrosoftのMobile Communications Business部門に統合される。
今回の買収は、スマートフォン向けプラットフォーム「Windows Mobile」および「Windows Live」向けWebサービスの強化が目的だ。
MobiCompは、「MobileKeeper Backup & Restore」「MobileKeeper Sharing & Communities」「Active mTicker」など、数多くの製品を開発してきた。これらの製品は、各企業で、携帯電話に保存されたデータのバックアップ、携帯電話からFacebookなどのソーシャルネットワークサービス(SNS)へのコンテンツのアップロード、ニュースなどモバイルメディアへのアクセスに利用されている。
MicrosoftのMobile Communications Business担当コーポレートバイスプレジデント、Todd Peters氏は26日に出されたプレスリリースの中で、「人々は、携帯電話がPCやウェブで得られる最高のエクスペリエンスを自分たちのポケットに届けてくれると期待している」と述べ、さらに次のように続けた。「MobiCompのような企業が提供する適切なソリューションに投資することにより、Windows MobileとWindows Liveの機能が拡充し、常時接続を可能にするための最も革新的かつシームレスな方法を提供しやすくなる」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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