Appleは、2人の新幹部を経営の中枢に据え、現時点の同社の最重要製品を担当させる人事を発表した。
その幹部2人は、Scott Forstall氏とBob Mansfield氏だ。Forstall氏はiPhone Software担当シニアバイスプレジデントに、そしてMansfield氏はMac Hardware Engineering担当シニアバイスプレジデントにそれぞれ就任した。この動きを察知したのは、Apple関連の情報サイトAppleInsider。Appleは米国時間6月9日にサンフランシスコで開催されるWorldwide Developers Conference(WWDC)で、iPhoneとMacについて説明する準備を進めている。今回の人事異動はそのような中で行われた。
Forstall氏は、新旧Apple観測筋にはおなじみの人物だ。同氏は、3月にiPhoneのソフトウェア開発キット(SDK)の詳細を世界に紹介し、過去にはAppleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏がMac OS Xの新版を紹介するのを手伝ったこともある。Appleのウェブサイトに掲載されているForstall氏のプロフィールによると、同氏は「Mac OS Xと、そのAquaユーザーインターフェースの最初の設計者の一人」だという。同プロフィールに記載されているForstall氏の肩書は、すでに新たな肩書きに書き換えられている。
一方、Mansfield氏は、今回新たな役職に就いたことで、今後SGIやRaycer Graphicsに勤務していた時期のコンピュータグラフィックス分野での経歴が活かせる。Raycer Graphicsは、Appleが1999年に買収した。Mansfield氏のプロフィールによると、同氏は2004年からAppleのハードウェア開発部門の責任者を務め、最近では、MacBook Airの発表を監督したという。
両氏のプロフィールによると、Forstall氏はJobs氏に直属し、Mansfield氏は最高執行責任者(COO)のTim Cook氏に直属するという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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