KDDIは5月28日、2008年度に北海道留寿都村および札幌市で行われる「マルチワンセグメントサービス実験」に参画することを発表した。
マルチワンセグメントサービスとは、各テレビ局が送信する地上デジタルテレビ放送の中からワンセグ放送信号を取り出し、1つの束(6MHz帯域)として放送するサービスのこと。空いている周波数で送信できるため、既存の通信には影響しない。地下街や駅構内など、地上デジタル放送波が届きにくい場所への送信に有効な技術とされている。
今回の実験は、総務省のユビキタス特区事業の1つ。KDDIでは専用のau端末を使って実験する。
留寿都村では、北海道洞爺湖サミットが開催される期間中、関係者へマルチワンセグメントサービスに対応した実験用au携帯端末を貸し出す。UHF帯の空きチャンネルから、マルチワンセグメントサービスの放送番組などを送信する。
また、札幌市内では2008年度後半より市内にある地下街「さっぽろ地下街」などで、市民や観光客へ実験用au携帯端末を貸し出し、防災情報やショッピングと連動した情報を送信する。
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