Appleは米国時間3月6日、「iPhone」のソフトウェア開発キット(SDK)の正式な立ち上げを発表するイベントで、AOLの「AOL Instant Messenger(AIM)」クライアントをiPhoneに採用したことを明らかにしていた。このたび、同社がチャット機能に関する独自の特許を申請していたことが判明した。
米特許商標庁は、「Portable Electronic Device for Instant Messaging」(インスタントメッセージング用の携帯電子機器)と題された特許申請書を公開していた。公開されたのは3月6日で、AppleがiPhone向けのSDKの詳細を発表し、「AOL Instant Messenger(AIM)」のテスト版をiPhone初の「公式な」ネイティブウェブチャットアプリケーションとして披露したまさにその日だった。
特許商標庁が特許申請書を公開していたというニュースは、4月21日午後にAppleInsiderによって初めて報道された。
Appleが2007年8月に申請したこの特許の内容を一部引用する。
GUIでは、当該機器のユーザーと他のユーザーとの間でやり取りされる一連のメッセージを表示する。この一連のメッセージは時間順に表示される。ユーザーがタッチスクリーンディスプレイに触れて垂直方向に動かすスクロールジェスチャーが検出されると、それに応じてメッセージの表示がスクロールジェスチャーと同じ方向にスクロールされる。
iPhoneはすでにSMSメッセージング機能を提供している。
2008年3月のデモで示されたように、AOLがわずか2週間で開発したiPhone向けのAIMには「Buddy List」が搭載されており、ユーザーは、画面を指でなぞるだけで複数のインスタントメッセージャーの会話を簡単に切り替えることができる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」