NTTドコモは4月21日、FOMA端末の開発に活用するオペレータパックについて、ACCESSと共同で開発すると発表した。従来、同社が開発してきたMOAPと呼ばれるミドルウェアやアプリケーションソフトウェアの資産を活用し、開発を進める。
ACCESSは2007年12月、ドコモ、NEC、パナソニック モバイルコミュニケーションズ、エスティーモと、Linuxベースの共通プラットフォームおよびドコモ向けオペレータパックの開発検討に合意している。これにより、2009年後半から順次発売予定のFOMA端末に向けたオペレータパックの開発を進める構えだ。
このオペレータパックとは、iモードやiアプリなど同社の独自サービスに対応したLiMo仕様準拠のLinux OS向けアプリケーションソフトウェアをセットにしたもの。グローバルで利用できる基本機能をパッケージ化した携帯電話端末用共通ソフトウェアプラットフォームと組み合わせて利用することで、NTTドコモが提供する携帯電話の各種サービスを実現する。
今回の共同開発についてNTTドコモでは、FOMA端末の開発効率向上、携帯電話端末メーカーのFOMA端末開発への参入促進、国内携帯電話端末メーカーの国際競争力向上などを目指したものだとしている。
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