NTTドコモグループ9社は4月18日、新しいコーポレートロゴを発表した。契約者の純増数でソフトバンクモバイルなど他社に大きく水をあけられている中で、既存顧客を重視する方向に経営方針を転換するとともに、ブランドイメージを一新する。
新しいロゴは赤く丸い文字で書かれた「NTT docomo」となる(画像)。「優しさなどヒューマン(人間味)な感じと、明日への未来感を持たせるデザインに、暖かみを感じる赤を採用した」(NTTドコモ代表取締役社長の中村維夫氏)という。色はこのために作られた特殊な色で、「ドコモレッド」と呼んでいる。ロゴのデザインは電通が担当した。7月1日よりこのロゴを使用する。
また、これまで新規顧客の獲得を重視していた戦略を改め、既存顧客の満足度を高めて他社への流出を防ぐ。顧客1人あたりの契約年数を延ばし、利用度を上げることで収益を高める考えだ。
具体的には、契約者向けの会員サービス「ドコモプレミアムクラブ」において、長期契約している「プレミアステージ」という会員向けに、1年以上同一のFOMA端末を継続利用している場合は無料で電池パックを提供する。また、端末をなくした時に、端末を遠隔ロックできる「おまかせロック」機能や、携帯電話の場所を探せる「ケータイお探しサービス」の利用料を無料にする。いずれも10月より開始する。
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