ラスベガス発--Guy Kawasaki氏からの質問だけでは不十分と言わんばかりに、Steve Ballmer氏はMIX 08の場で聴衆から容赦なく質問を浴びせられた。
Appleの「iPhone SDK」の発表を受け、Microsoftでは「Silverlight」のiPhoneへの搭載を目指すのかという質問が出た。
Ballmer氏は、「iPhone用Silverlightというのはもちろん興味深いアイデアだ。Guyの昔の上司(Jobs氏)といろいろ議論しているかどうか、それについては言えない」と答えた。
Ballmer氏はまた、iPhone向けアプリケーションの売り上げの30%を受け取るというAppleのビジネスモデルで、ロイヤリティーが発生しないSilverlightの提供が認められるかどうか分からないと述べた(Appleは無償のアプリケーションを許可するとしている)。さらに、売り上げはわずかでも、Appleは30%という大きな取り分を要求してくる可能性についても言及した。
「成功すれば、いいビジネスだ」(Ballmer氏)
Ballmer氏は続いて、モバイルデバイスを「Microsoft Exchange Server」に接続可能にする「ActiveSyncプロトコル」をAppleにライセンス供与することについて質問を受けた。
「当社ではActiveSyncをしばらくの間ライセンスしている。これはAppleにとって役に立つ選択肢だ。とBallmer氏は述べた。Microsoftは既に、同技術をPalmやNokiaを含む競合他社にもライセンス供与している。「これは、間違いなくAppleが生かすことができる選択肢だった」
同氏はさらに、今回はウェブ開発者を喧伝するため、再びモンキーボーイダンスを踊って欲しいというリクエストにも応じた。
最後にKawasaki氏が、Ballmer氏は実のところ「MacBook Air」をほしがっているという言葉でこのセッションは締めくくられた。「割引してほしいなら、私にはいい友人がいるよ」(Kawasaki氏)
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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