ここ数週間にわたってうわさが出ていたIntelの次期モバイルテクノロジの「Montevina」について、Intelはブランド名が「Centrino 2」になることを認めた。また、「Core 2 Extreme QX9770」も出荷を開始したことを発表した。
この発表は米国時間3月2日に正式発表された超小型機器向けの「Atom」ブランドに続くものだ。IntelはAtomプラットフォームの一環として、CPUとチップセット無線ソリューションを組み合わせた「Centrino Atom」を提供する。機器メーカーは対応製品を第2四半期に出荷する予定だ。
これでIntelはこれまでの製品構成にCentrino 2ブランドを加えたことになる。ブランドはコンシューマーノートPC向けのCentrino 2とビジネスポータブル向けの「Centrino 2 vPro」に分かれる。
「これまでになかったプロセッサのパフォーマンスを提供し、より高速なマルチタスキング、広帯域のWi-Fi(802.11agn)、そして初めてとなるオプションの統合WiMax-Wi-Fi モジュールを実現する。Centrino 2には省電力設計も組み込まれており、最長のバッテリ持続時間を実現している」とIntelは声明で述べている。
Intelから発表された過去の声明を総合すると、45nmプロセスによる「Penryn」クラスのプロセッサ群は「ミニノートからフルサイズのノートPCまで」幅広いノートPCのデザインに対応する予定のようだ。プロセッサのクロック周波数は最高2.8GHzであり、熱設計枠(熱設計電力:TDPと呼ばれる)は25〜35ワットである。このプラットフォームには統合Blu-ray Discサポート、統合Wi-Fi、WiMax無線テクノロジも搭載される。
一部のプロセッサには、「MacBook Air」で採用された「Core 2 Duo」プロセッサと同一のコンパクトなチップパッケージが使用される。これらの低電力プロセッサのTDPは5ワットとかなり低い。
Centrino 2では「GMA X4500」という改良されたグラフィックコアが採用され、GM45(「Cantiga」)チップセットに搭載される予定だ。パフォーマンスは現行の「X3100」グラフィックスコア(「GM965」チップセットに搭載)の3倍以上になると見られている。
Intelはまた、4コアの「Core 2 Extreme QX9770」プロセッサおよび「X48 Express」チップセットの出荷を開始したと発表した。ハイエンドの3.2GHzのQX9770プロセッサは12MバイトのL2キャッシュを搭載し、FSBの動作周波数は1600MHzである。The Registerは、これらのプロセッサを搭載したシステムは第2四半期に販売される予測している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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