大阪証券取引所は2月21日、モバイル関連などのシステム開発を行うテックファームの上場を承認した。3月27日にヘラクレスへ上場する。証券コードは「3625」。
1億円強を調達して事務所を移転する。
公開する4000株は公募と売り出しを2000株ずつ行う。3月5日に仮条件を提示し、3月7日から3月13日までにブックビルディング期間を経て、3月14日に価格を決定する。主幹事証券はSMBCファンド。
調達による手取り概算は1億2720万円。1億円を事務所移転費用に、残りをシステム開発および人材採用費用に充当する予定だ。
テックファームは1991年にイベント企画・運営会社として設立(当時はジー・エム・エス・ジャパン)。ネット関連ソフト開発を始めた1998年に社名をテックファームに変更した。社員数は156人。
代表者で社長の筒井雄一朗氏はキャノン、ハイパーネット(当時)を経て1993年に同社取締役。1998年から現職。役員のほか、ドコモ・ドットコム、読売新聞東京本社などが主要株主となる。
直近の業績は2007年7月期単独決算で売上高が前期比21%増の18億2512万円、経常利益が同30%増の1億2039万円、当期純利益が同46%増の6372万円。
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