未成年が有害コンテンツにアクセスできないようにするフィルタリングサービスに関して、アクセスできるサイトを保護者が選べるようにする案をNTTドコモが検討する。これは1月24日に都内で開催された記者会見の中で、NTTドコモ取締役常務執行役員プロダクト&サービス本部長の辻村清行氏が述べたものだ。
辻村氏、およびNTTドコモ執行役員プロダクト&サービス本部マルチメディアサービス部長の夏野剛氏への質問と回答は以下の通り。
辻村氏:インターネットの力を子どもが正しく使えるようにする必要があるとは思っています。このため、(未成年者には)契約時にきちんとフィルタリングサービスを使ってもらえるようにしていきます。
一方で、現状のホワイトリスト方式やブラックリスト方式では足りなくて、もう少しユーザーニーズに合ったあり方、より良くインターネットのパワーを使ってもらえるようなフィルタリングのあり方を検討する必要があります。
例えば学校のモバイルサイトなどのように、ホワイトリスト方式だとこぼれ落ちてしまって見られなくなってしまうサイトがある。健全に使えるようなものが使えなくなってしまうので、そういうのも拾えるように、ホワイトリストをカスタマイズできるようにしていきたい。また、フィルタの強度を年代別に変えるといった方法もあると思います。重要な検討課題として捉え、必要に応じて開発していきたいと思っています。
夏野氏:Googleとの提携でiMenuの検索から一般サイトやPCサイトの検索結果も表示されるようになりますが、フィルタリングサービスを利用している人に対しては公式サイトの検索結果しか出ません。見られないものを表示しても怒られちゃいますから。
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