日本通信は1月23日、Appleが提供するメールサービス「.Mac メール」をNTTドコモの端末で利用するためのサービス「ConnectMail」を2月1日に開始すると発表した。対応機種は「N2001」「N2002」「P2002」「N2051」「P2101V」など初期モデルを除くiモード対応のFOMA端末で、Appleの.Macサービスを利用しているユーザーが対象となる。
ConnectMailは、ドコモのiモード無線装置接続用パケット交換機との相互接続により実現したサービス。iモードでは、携帯電話から送られたパケットをドコモのパケット交換機を通してiモードセンターに送っている。このiモードセンターは、各コンテンツプロバイダーのコンテンツを配信するほか、メールドメイン「@docomo.ne.jp」を管理している。
日本通信はドコモのパケット交換機に直接接続するためのシステム「J-Plat」を開発。インターネット経由でアップルの.Macメールサーバとつなぐことで、@mac.comをドメインに持つ.Macのメールサービスが使えるようにした。
「iモード設定」から「接続先設定」を選び、.Macへ接続するように変更することで設定完了となる。iモードメールで使っている携帯電話のメールソフトで@mac.comのメールアドレスが利用できる。新着メールはプッシュ配信され、デコメール3.0にも対応する。
iモードセンターに接続しないため、iモードポータルサイト「iMenu」は利用できない。その代わり、NTTレゾナントの協力で「モバイルgoo」をポータルとして利用する。フルブラウザや、通信を行うiアプリなどの接続は通常のiモードサービスと変わらないようにするという。
料金の支払先については、.Macの利用料がApple、携帯電話と.Macを接続させるためのConnectMail利用料が日本通信、通話料やパケット通信料などの携帯電話の利用料はドコモとなる。
ConnectMailの利用料金は年間4800円。2月1日から日本通信のウェブサイトで申し込みを受け付ける。
ConnectMail自体は.Mac専用に開発されたものではないため、さまざまなインターネットサービスとの連動が可能。今後はISPと提携した個人向けサービスや、企業向けのメールホスティングサービス、教育機関向けの大学生協と提携したサービスなどを展開していきたいとした。
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