セキュアブレインは1月17日、神戸大学大学院工学研究科の森井昌克教授監修の下、クリプトの技術協力により、携帯電話とQRコードを活用した、相互認証技術「Max(マックス)」を開発したと発表した。
Maxは、携帯電話のカメラでウェプページに表示されたQRコードを撮影するだけで、ウェブサイトの真正性確認と本人確認を行う相互認証技術で、現在特許申請中。
携帯電話を認証用デバイスとして扱うため、導入企業は新たな機器の購入、配布の必要がなく、ユーザーに利便性の高い認証サービスを提供することが可能になるとしている。なお、Maxは、NTTドコモ、au、ソフトバンクの各キャリアに対応する。
既存のIDとパスワードによるベーシック認証と組み合わせて使用することで、二要素認証を実現。ウェブサイトの真正性も証明できるため、オークションやeコマースでのなりすまし防止に、効果を発揮するとしている。また、認証時には、パスワードなど個人を識別するための重要情報を、PCへ直接入力する必要がないため、キーロガーやスパイウェアによる、情報漏えいの危険性を回避できるとしている。
セキュアブレインでは、Maxについて、会員限定サイトでのログイン管理、学校の授業やe ラーニングでの出欠確認などへの導入を想定している。
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