ますます高機能化が進む携帯電話。特に「おサイフケータイ」の普及・拡大には目を見張るものがある。お店だけでなく自動販売機でも買い物ができたり電車に乗れたりと、利用できるサービスがどんどん増えている。その一方「機種変更のときに電子マネーの残高はどうなるの?」「落としてしまったらどうすればいい?」など、不安な点も多い。そこで、電子マネーのデータを新機種に移す「お引っ越し」の方法や紛失時の対処法についてまとめた。
●携帯電話で使える電子マネーは2種類
まず、携帯電話で使用できる電子マネーの概略を確かめておこう。一口に「おサイフケータイ」対応の電子マネーといっても、大きく分けて2つの種類ある。
1つは「プリペイド型」と呼ばれるもので、一定の金額をICチップにチャージ(入金)し、その範囲内で支払いを行うタイプ。JR東日本(東日本旅客鉄道)の「モバイルSuica」や、ビットワレットの「Edy」、アイワイ・カード・サービスの「nanacoモバイル」などがこれにあたる。チャージ操作は、店頭などで現金を使って行うか、専用アプリを使いオンラインでクレジットカードなどから行うのが一般的だ。
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