セレゴ・ジャパンは12月11日、自社で運営する無料の英語学習SNSをモバイルとポッドキャストに対応開始したと発表した。利用シーンを増やすことで、利用者数増を狙う。
英語学習SNS「iKnow!」は、自社開発の学習エンジンを核にした英語学習のプログラム。英単語の学習とディクテーション(単語やフレーズを聴き取ってタイピングする)のメニューを中心にしており、速く、強く記憶に残るようクイズ形式などを利用している。また、仲間を作ってともに学習できるようSNSの機能も提供する。
今回、携帯電話のサービスとポッドキャストへの対応を開始。いずれもPCと同期させており、学習内容の続きを携帯電話で学習したり、ポッドキャストで聞くことができる。これらの対応についてセレゴ・ジャパン代表取締役社長のアンドリュー・スミス・ルイス氏は「個々の学習スピードに合わせるのが大事だというセレゴの考え方がパーソナルなツールに合っている。また若者の行動パターンにもマッチする」と話す。
同社の学習エンジンは、利用者の理解度を評価しながらメニューを進化させ、カスタマイズしていくのが特徴。例えば英単語の意味や綴りを質問形式で表示し、利用者が答えるまでの時間と正解率を計測させる。それらの学習データを解析しながら、個別の学習スケジュールを自動生成していくという。
iKnow!の登録者は現在2万5000人。今後、日本で100万人の登録者を目指しており、広告モデルで収益をあげていくという。また、学習エンジンのライセンス提供などを進めており、ライセンスによる収入も見込んでいる。
アンドリュー・スミス・ルイス氏は、米Ceregoが提供する語学学習プログラムは世界各国で展開できるが、まずは日本で成功させたいとの考えを強調した。
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