検索エンジン経由の集客支援などを行うパワーテクノロジーは12月3日、最寄りのトイレや喫煙所などを検索する携帯電話サイトを立ち上げた。
外出時の需要が高いと想定される独自サービスを提供することで、集客力のある携帯電話メデイアになる可能性が高いと判断。将来的には、地域性や即時性に強みのあるモバイル広告事業に発展させたり、店舗情報を含めたビルのデータベースを生かしたビジネス展開につなげていきたい考え。
新サービスの名称は「スグソコ」。トイレ、喫煙所のほか、花屋や靴修理店、駅出入口を含む4000件のデータを収集。実際に現場に出向いて情報収集したことにより、スポットごとのGPS情報のほかにも利用可能時間などの情報を充実して競合優位性を確保した。
対象エリアは新宿、渋谷、池袋、銀座、六本木、丸の内−−の6カ所。
スポットごとに現地までのルート、スポットの写真やスタッフの評価等、さらにはベビーチェア付のトイレ、便座の形式、温水洗浄便座の有無など特定条件を絞り込んで検索することもできる。GPSが利用できない場合は、近くのランドマークを指定して検索することも可能となっている。
ビジネスモデルは広告収入を想定。カテゴリとの親和性の高いサービス提供企業、リアルタイム性を活かしたイベントやキャンペーン告知、リアルプレイスの性質を加味した施設の最寄店などによる広告−−を展開する計画だ。
パワーテクノロジーは検索エンジン経由の集客支援などを行うSEOの有力企業の1つ。競合他社は検索連動型広告などに事業領域を広げる傾向にある一方、同社は今後のモバイル関連事業の将来性に着目し、モバイルメディア事業に参入することとなった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」